置賜さくら回廊 伊佐沢の久保桜


置賜さくら回廊 釜の越桜


置賜さくら回廊 赤坂薬師桜

 

◆山形の桜◆

 仙台に赴任してから、ずっと気になっていたのが「置賜さくら回廊」。行く機会を待つこと3年。ちょうど散り始めの満開の時期に1日休みが取れたので、さっそく行ってみました。

 米沢から北上していくルートを取りました。まずは、上杉神社へ。米沢城の堀に桜吹雪が舞い落ちる中を参拝し、無事を祈願。米沢駅でもらったマップを検討して、天然記念物「久保桜」を見逃してはならないこと、 南陽市の漆山の黄桜は一般の桜より1カ月開花が遅いため断念せざるをえないことなどから、南陽市を通過して長井市に向かいました。「さくら回廊」はすっかり定着しているのでしょう。さくら回廊全線を通じて、道路標識も分かりやすく、迷うことはほとんどありませんでした。

 「伊佐沢の久保桜」は、小学校の校庭に隣接して、どっしりと立っていました。樹齢約1200年。大きく広がった枝ぶりが印象的です。ただ、やはり重さに耐え切れないのでしょう。保護のためにたくさんの支柱で支えられています。説明によると、植えられたのは坂上田村麻呂の蝦夷征討にまで遡るといいます。ゆっくりぐるっと3周して見ました。

 そのあとは、車を降りては乗って、を繰り返していきます。名前がちゃんとついた1本桜がメーンのさくら回廊ならではの花見でしょう。

 久保桜を後にして、最上川堤防千本桜を横目に「草岡の大明神桜」へ。こちらも樹齢約1200年の天然記念物。民家の裏?にすっくと立っています。久保桜もそうでしたが、生活に密着した場所に、こんなりっぱな桜の木があるというのは、この地方の人たちの桜に対する思いやりを感じます。

 そこから葉山神社にある「白兎のしだれ桜」へ。こちらは樹齢120〜140年ということですが、逆に樹勢を感じました。花の盛りに来られてよかった。

 さて、白鷹町に入ると、忙しくなります。さくら回廊メーンストリートで、まず現れるのが「釜の越桜」。釜の越は地名だそうで、このあたりに八幡太郎源義家がかまどをつくって炊いたという伝説が残っているそう。樹齢約800年。この桜のために整備されたといっていい公園になっています。車ですぐのところ、もう少しで通り過ぎてしまうところでしたが「薬師桜」を発見。樹齢約1200年。こうした「ミレニアム」級の桜がそこかしこにあるのも、魅力的です。この桜にも坂上田村麻呂伝説が。この人の東北での伝説、足跡の多さにはあらためて驚かされます。

 さらに北上します。「十二の桜」は12本あるのではなく、十二薬師堂の意味だそうです。「山口奨学桜」「スポーツ公園の桜」「子守堂の桜」と続き、私にとってのハイライトは、最後にきました。

 「赤坂の薬師桜」。私の姓と同じ桜です。種蒔き時期を知らせる種蒔き桜として地元の方々に愛されてきたと聞きます。樹齢約970年。ただ、近くの工場火災で木に燃え移り、半分近くがこげた状態の痛々しい姿。それでも懸命に花をつける「同姓の」桜に、おもわず「がんばれよ」と話しかけずにはいられませんでした。
   

 

     

 

 
       
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