三陸海岸 浄土ヶ浜


三陸海岸 北山崎


 

 

◆三陸海岸(岩手)◆

 左党の私が東北に赴任して幸せに感じたのは、新鮮な海の幸、山の幸。海の幸を求めて、早朝盛岡から三陸海岸経由で夜仙台帰着。ちょっと無理な道程とは知りつつ、宮古で昼食、気仙沼で夕食とおいしいイメージを存分に沸いてきます。ということで、行ってみること
にしました。

 まずは陸中海岸国立公園の代表的な景観の1つ、北山崎へ。盛岡から長い山越えを終えと目の前に太平洋が飛び込んでくる。いったん北上して、北山崎へ。道路標識もしっかりしているので、カーナビなしの我が車でも迷わずに着きました。

 展望台から見る風景は、当たり前といえば当たり前ですが、これまで見た写真と同じ。高さ200メートルの切り立った断崖が約8キロ続くという海岸線の迫力は、さすが人気スポットだけのことはあります。展望台は断崖上にありますが、そこから波打ち際までの遊歩道、といっても700段以上の階段の山道があるそうです。健脚の方はどうぞ。軟弱な私はその一部、中腹あたりにある展望台まで行ってみました。波打ち際までいくと迫力
があるのでしょうが、中腹あたりから下を覗き込んでも、断崖に当たる波しぶきと音は十分感じられます。

 ここから北へは久慈まで景勝地は続きますが、今回は反転して南下します。途中には「○○展望台」など、けっこうたくさん観光スポットがあります。すべてに寄る時間がなかったので、いくつか見ながら、宮古を目指しました。立ち寄ったのはまず、真崎海岸。駐車場のすぐ先に展望台があり、かなたに続く海岸線をながめてから、遊歩道に入ります。山道ですが、登りきると灯台。松林の間に太平洋の水平線を望めます。少し宮古よりに、今度は三王岩の標識があります。駐車場から下を見ると、3つの岩が海の中から突き出しています。ここも、海岸まで下りられます。そういえば、このあたりの観光地は登ったり下りたりの繰り返し。海岸線の観光とはいえ、体力が必要ですので心しておいてください。

 宮古・浄土ヶ浜でビールを飲めないのは少しもの足りませんでしたが、海の幸三昧の昼食をとり、ここまでは順調に来ました。そこで、観光ガイドと地図を広げながら、気仙沼までの道のりを決めたときに、大間違い。映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となった本州最東端「とどケ崎灯台」の文字につい引かれ「途中だから」と、南下中の国道45号線の左に折れ、重茂半島に入って細い、曲がりくねった道を標識頼りに進み、灯台入り口姉吉へ。ちょうど戻ってきた人がいたので聞いてみると「ここから山道を片道1時間以上はみておいたほうがいいよ」。あきらめました。ところが、今度は国道45号線に戻るまでが一苦労。重茂半島の中をぐるっと回りこんだ形になり、地図の上ではそれほど距離がないのに時間がかかり、国道にたどり着いたときは日が傾きかけていました。たぶん3時間近いロスとなり、残念ながら気仙沼での豪華ディナーもあきらめ、釜石、陸前高田での観光もあきらめ、仙台を目指しました。

 三陸海岸はもう1度訪ねたいところです。日帰りという無謀な日程ではなく、ゆったりと。美しい景色と海山の幸は逃げないでしょうから。
   

 

     

 

 
       
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