恐山 無間地獄


恐山 全景


仏ケ浦
 

 

◆恐山と仏ケ浦(青森)◆

 死者の霊を呼び、言葉を伝えてくれるというイタコの口寄せに興味はありますが、半面、怖い気もします。霊場恐山に一度は行ってみようと思っていましたが、イタコの方々が恐山境内にいるのは、恐山大祭(7月20〜24日)と、秋詣り(体育の日を最終日とした土、日、月)の日だけというので、残念ながら断念。早秋に、行ってみました。

 恐山という名前からして、不気味なムードがあります。なぜか、それまで晴れていたのに、恐山に着いたときにパラパラと雨が落ちてきました。歓迎されていないのだろうか、などと少しびくびくしながら、境内に入っていきます。恐山にとっては季節はずれ。さすがに、閑散としています。恐山菩提寺は約1200年前に慈覚大師円仁が開山したといいます。大きな門をくぐるころには、硫黄の臭いがしてきます。境内(というのかどうか…)にある地獄谷に向かいます。このあたりは、火山なのであちらこちらで蒸気のようなものが上がっています。特徴のある場所には○○地獄といった、名前がつけられています。ケルンのような、石を積んだところもあります。これも、霊を鎮めるためのものなのでしょうか。

 小高い丘に登って見渡すと、荒涼とした風景が広がります。賽の河原といった、死後をイメージするような場所もあります。宇曽利(うそり)湖という湖は、天気がよければきれいなのでしょうあ、あいにくの空模様では、やはり寒々とした色に見えてしまいます。流れ出る川が「三途の川」ということですので、やっぱり…不気味です。一回り歩き、辞しました。

 さて、恐山をみたら、こうなったら仏ケ浦にも寄りたいものです。こちらも、名前から行って厳粛な感じがします。仏ケ浦は、約2キロほどの凝灰岩の岩が侵食によって削られてできた奇岩の海岸です。車では近くまでいけませんので、駐車場に車を止めて階段を下りていきます。これが、けっこうな段数ですので、帰りは覚悟してください。ただし、階段を下りて海岸に出て、眼前に広がる奇岩の群れをみると、疲れは確実に吹き飛びます。仏像のような岩が立ち並んでいるところから、仏ケ浦と呼ばれているそうですが、如来の首、五百羅漢、蓮華岩など、仏教に関わるネーミングの岩が多いのも「仏の世界」を表しているのでしょう。

 恐れていた通り、帰りの上り階段は強烈です。聞けば、佐井港から観光船がでているそうで、私がいたときも船が着いて観光客が下りてきました。海の上からも仏ケ浦の全景が見渡せるということなので、車で乗り付けるよりは、そちらのほうが観光としてはいいかもしれません。
 

   

 

     

 

 
       
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