大曲 花火大会


創造花火



 

 

◆大曲(秋田)の花火大会◆

 夏は全国各地で花火大会が行われますが、中でも大曲の全国花火競技大会を一度は見たいものです。昨年の79回大会、ちょうど休みが取れたので行ってみました。ただ、突然思い立っても、宿泊、公共交通機関はまず予約できません。行ったことがある人に聞くと「車は駐車場探しや渋滞を相当覚悟したほうがいいよ」といわれたので、同じ混雑しているのならと、新幹線にしました。運よく、仙台から盛岡まではOK、秋田新幹線は立ち席がとれました。駅で聞いたところ、臨時列車も走り、立ちを覚悟すれば確実に大曲にたどり着きます。

 大曲駅から歩いて会場の雄物川河川敷に向かいましたが、ルートがいくつかあるので、そう混んでいるという感じではありません。ま、着いた時間も4時すぎと早かったのですが、歩いていくと「昼花火」が始まります。これも、大曲の特徴の1つ。まだ明るい中で上がる花火はちょっと違和感もありますが、黙々と会場に歩くわれわれにとっては、元気づけられる花火です。河川敷には、桟敷席が設けられています。もちろん、席はありません。でも、そこは広い河川敷。どこあたりがいいか分からなかったので、露店で食べ物を買いながら情報収集。「この裏あたりがいいよ」といわれて、すでにたくさんの敷物や折りたたみいすが置かれている中にすきまを見つけてもぐりこみました。そうそう、会場でビールなど酒類を売っていなかったので、飲みたい人は駅から歩いてくる道すがらに買ってくることをお勧めします。私は引き返して買いに行きました。ただし、夜は蚊を呼ぶことになるのは覚悟してください。河川敷ですので、小石などは当然あります。ビニールシートで地面に座るよりは、小さな折りたたみいすの方がよかったと思います。ところどころ草も生えていますので、直接座っている人もいました。

 さて、花火です。競技会だけあって、ルールがあります。「割物花火」と「創造花火」がありますが、体操競技などでいう規定演技と自由演技といったところでしょうか。詳細は会場周辺で売っているパンフレットなどを参照してください。また、桟敷席に向けたアナウンスがありますので、耳をそばだてると聞こえます。

 創造花火は、花火師の想像力と技術の両方が試されることもあって、意表をついた形や音、色の組み合わせなど、驚かせるもの、笑わせるものなどが次々と打ち上がります。昨年は会場の笑いを誘ったのに、あざらしのタマちゃんがありました。どうやったら顔の輪郭を花火で描けるのか、と感心もしました。スターマインなどに代表されるように「丸く広がる」というこれまでの花火像は、ここでは関係ありません。

 最後の花火が打ちあがる直前ぐらいから、観客の撤収が始まります。駅、駐車場などへ急ぐ人の波。なんせ70万人が集まっています。盛岡へ戻る新幹線は満員になった1本を見送って1時間待ちでしたが、花火の余韻が疲れを忘れさせてくれました。
   

 

     

 

 
       
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