◆奥入瀬の紅葉(青森)◆

北海道生まれの私は、中学校時代の修学旅行先が、青森県でした。確か5月だったと思いますが、奥入瀬渓流もコースに入っていました。もう数十年前の? 話なので、残念ながらよく覚えていません。そこで、紅葉の季節に行ってみました。

十和田から車で向かい、昼少し前、道の駅「奥入瀬」が見えてきます。とりあえず休憩がてらに入ると「奥入瀬麦酒館」の文字。運よく、一緒にいった後輩同僚は酒が飲めません。「運転交代」に決め、奥入瀬地ビールを試してみました。

奥入瀬渓流は、十和田湖から流れ出る子ノ口から焼山まで約14キロにわたり、川の両岸は断崖と樹林。断崖からたくさんの滝が流れ落ちています。川に沿って、車道と遊歩道があります。奥入瀬に行くまでは車が便利なのですが、奥入瀬渓流に取り付くと駐車する場所が制限されるので、かえって邪魔になります。わがままといえばそれまでですが。

本当は14キロを歩くほうがいいのですが、2カ所に分けて歩いてみました。まずは駐車場がある銚子大滝からぶらぶらと下りです。遊歩道の両側は紅葉というか、黄葉というかが真っ盛りの少し後という感じ。それでも、モミジ系の赤、ブナほかの黄色などが鮮やかです。遊歩道の左右には、滝が次々と現れてきます。標識もしっかりあるので、ほとんど見逃すことはありません。九段の滝、姉妹の滝、不老の滝、白糸の滝、白絹の滝…紅葉、黄葉に囲まれた滝が次から次へと出てくるので、あきません。川に目をやるのも忘れないほうがいいでしょう。苔むした岩に水しぶきという構図に出くわします。まあ、絵葉書のようにはいかないですが。

いったん車に戻り、次は駐車場やトイレが完備された石ケ戸から雲井の滝まで歩きました。石ケ戸のあたりにありました、中学校時代に見た木が。なぜか、ティッシュペーパーが幹にたくさん張り付いています。何でも、願い事がかなうとか。雲井の滝までには、たきだけではなく、名前がついた岩があります。

ブラブラ歩いても、2、3時間。谷間ですので、できれば日のあるうちが紅葉、黄葉にはいいでしょう。そこから、十和田湖へ向かい、湖畔の温泉につかる、というのが一般的なルートなのでしょう。数十年前も確かそうでした。紅葉は十和田湖のほうから下がってくるので、奥入瀬が盛りのときは、十和田湖は終盤ということになりますが、私が行ったときはまだ十和田湖周辺もきれいな紅葉でした。

今回は秋でしたが、新緑がいいという人もいます。また、冬の奥入瀬が一番いいという人もいます。雪をかぶった岩に水の流れ、静けさ。機会があれば、見てみたいものです。
   

 

     

 

 
       
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