松島湾を展望台のひとつより

松島港より

遊覧船

 

 

 

 

 


 

◆松島(宮城)◆

仙台赴任中、友人が遊びに来ると、2人に1人は「松島を見たい」といいます。言わない人はもうすでに行ったことがあるというのがほとんど。それぐらい、宮城に来たら松島は「一度は見ておきたい」場所なのでしょう。私も3年間で5回、松島に行きました。連れて行く人は1回ですが、こちらは何回もまったく同じところというのはかなわないので、少しずつ違うところへ案内しました。遊覧船に乗ったり、展望台に行ったり、日帰り温泉に浸かったり。ただ、必ず行くのは瑞巌寺、五大堂周辺です。
さて、あれだけ東北各地の景色を句に詠んだ芭蕉ですが「奥の細道」には、松島の句はありません。弟子の曾良の「松島や 鶴に身をかれ ほととぎす」が収録されています。なんでも、あまりの絶景に芭蕉ともあろう人が、句を浮かべることができなかったというのですが、さて。有名な「松島や ああ松島や松島や」は芭蕉の句と思っている方もいるでしょうが、江戸時代後期の狂歌師田原坊作とのことです。
松島の代表的な景色は、松島湾に浮かぶ島々。260あまりあるそうですが、島というよりも奇岩が海面に顔をだして、頭に松などの木を生やしている、といったほうがいいような、小さな島がほとんど。そうした島々をめぐる遊覧船に、一度は乗ってみるほうがいいでしょう。私は3回乗りましたが…。大中小と船の大きさでコースや時間が違いますので、乗る場合に確認を。伊達政宗が「軍港」として使ったように、湾内にはいたるところに暗礁があり、自由に船を走らせることできないようです。デッキに出ると、かもめほか飛んでいる海鳥にエサをやることもできますが、多いときは閉口しますのでほどほどに。確かに奇岩の連続で「なんであそこに松が生えるの?」「よく落ちないな、あの岩」といった風景が次々と出てくるので、初めての人は飽きないでしょう。
国宝・瑞巌寺は伊達政宗が再興し、伊達家の菩提寺としたところ。壁やふすまの見事さや、伊達家ゆかりの品々が展示されているので時間があったら見ることを勧めます。1時間具体はみておいたほうがいいでしょう。私は3回、中に入りましたが…。松島の風景写真によく出てくる五大堂は、海に突き出しています。ここは5回行きました…。もともとは、坂上田村麻呂の創建した毘沙門堂があり、その地に慈覚大師が五大堂を創建し、伊達政宗が再興したという、東北地方の重要人物がぜんぶ登場するお堂です。十二支の彫り物を毎回見て帰るのが習慣でした。
松島湾を遠くから一望する「四大観(しだいかん)」といわれる4つの展望台が、松島周辺にあります。私は2カ所しか行っていませんが、一番といわれるのが「壮観」といわれる大高森。山道はちょっときついかもしれませんが、高いところに上るからこその景観。東から西方向を一望でき、夕日に染まる松島の写真スポットとしても有名です。その他には「幽観」の扇谷はいきましたが、「麗観」の富山、「偉観」の多聞山は未踏。4つ制覇するには、まだ松島に行き足りないのでしょうか。



   

 

     

 

 
       
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