金沢公園納豆発祥の地記念碑

金沢公園金沢の柵
 

 


◆金沢公園金沢の柵(秋田県)◆

 東北には古戦場がたくさんあります。それは、戦国時代という「新しい」ものではなく、鎌倉時代より古いものが多いことに気付きます。坂上田村麻呂に始まり、平泉での源義経ぐらいまでの、日本で起きた(歴地の教科書に出てくる)合戦の舞台が、東北にあります。日刊スポーツの支局がある盛岡市には「前九年」という地名もあります。前九年の役(1051〜1062年)は陸奥の領主安部氏と京都からきた源氏(頼良、義家親子)との合戦で、盛岡市あたりが主戦場。厨川の柵などもあります。
 さて、行ってみたのは秋田県横手市。名物になったやきそばを食べた後、大曲へ抜ける途中、金沢公園金沢の柵に立ち寄りました。ここは、前九年の役に続いておきた東北の争乱、後三年の役(1083〜1087年)の最後の戦場です。八幡太郎源義家と、前九年で義家の敵だった藤原経清の子・清衡(このときは清原氏だった)が、秋田の清原一族との戦いです。金沢の柵に立てこもった清原一族を義家・清衡の連合軍が打ち破り、清衡は藤原姓にもどって、平泉の藤原3代の文化を築きます。源義経の自害まで、この歴史の糸が続いていくのですが、その話は省きます。
 金沢の柵。柵というのは、古代の城というか、砦というか。まずは後三年資料館に立ち寄り、一通りの歴史の知識を仕入れます。地図もありますので、もらっておくといいでしょう。金沢の柵址の駐車場のあたりで見つけたのが「納豆発祥の地」の碑。碑文によると、後三年の役のときに、農民が俵につめてきた煮豆が、時間がたっていまでいう納豆に変わり、後世に伝わったというもの。納豆発祥に関しては、日本各地に似たような話がありますが…。碑まで立っているし、1000年近く前の話ですので、重みはあります。
 丘を上っていくと、兜杉という大きな切り株や兜岩など合戦にちなんだ名前のものや、大きな土塁などがあり、その先に金沢八幡神社があります。当時の遺構ではありませんが、雰囲気はあります。
 私はここから大曲に向かいましたが、丘を下りて資料館の近くにある西沼には「平安の風わたる公園」があります。平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて、日本史の中でも重要な出来事の舞台になっている東北地方には、こんな史跡がたくさんあります。


 

   

 

     

 

 
       
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