鎌足 カタクリの郷


大きさくらべ

 

 

◆八津・鎌足のカタクリ群生の郷(秋田)◆

 角館の桜を眺めた後、早春の田沢湖を見て行くことにしました。準備をしていなかったので、角館駅の観光案内所のようなところで、パンフレットやマップを選んでいたところ、気になるものが。「西木村(現仙北市)のカタクリ群生の郷」になぜか、目にとまりました。角館から田沢湖へいくメーンルートではなく、西側から入っていくコースの途中にあり、ちょうどカタクリの花が満開だといいます。カタクリの花ってどんなの?という感じでしたが、行きがけの駄賃、ということで行ってみることにしました。ちょうど昼ごろになりそうだったので、角館駅で駅弁を買いました。

 秋田内陸縦貫鉄道という、鉄道ファンにも人気のローカル線の線路に沿って北上すると、手づくりの看板があります。八津駅の裏側(?)にあるようで、車を入れていくと道案内の方がいて、保護の協力金300円を支払うとカタクリの郷マップをくれ、駐車場を指定されます。狭い道で車1台がやっと。あとで気付いたのですが、この時期、周辺の道を一方通行にしているそうです。私は平日でしたが、駐車場は少ないので休日は混むと思います。秋田内陸縦貫鉄道に揺られてくるのが正解かもしれません。

 さて、群生地マップを見ると、奇妙です。カタクリは約20ヘクタールという広い栗林の中に自生しており、散策コースはA〜Dコースがあります。群生地には名前がついていますが、茂右エ門、万太郎、長七、庄助、茂平…など、人の名前がついています。土地は個人所有ということなので、持ち主の名前がついているのでしょうか。人気スポットといわれるB鎌足中心コースの茂左エ門群生地と、D八津中心コースの一部と見て回ることにしました。

 「紫のじゅうたん」。カタクリの花っていうのは、こんな色だったのか。最初の群生地が見えてきた瞬間でした。高さ20センチほどの、無数の紫色の花が敷き詰められたように咲いています。花の向きによって、紫のじゅうたんの色が微妙に変化します。栗の木の下一面に咲いています。カタクリは多年草と聞きます。秋に栗を収穫するときは、どうするんだろ、踏んづけちまうよ、などと、いらぬ心配をしてしまうほど、びっしり咲いています。

「駄賃」のつもりが、ゆっくり見たくなってきました。途中、休憩所などもあり、そこで弁当を広げました。ピクニック気分です。コースにはところどころに、保存会の方が立っていて、いろいろ説明してくれます。珍しい、白いカタクリの花が咲いているといって、そこまで連れて行ってもくれました。「朝見つけたので、目印をつけておいた」というようなことをおっしゃっていたのでしょう。少し秋田弁が強くて、せっかくの説明の一部が分からなかったこともありますが…。

 2コースをゆっくり散策して、弁当をつまんで、3時間弱。寄り道にしては長居をしましたが、むしろこちらがメーンだったのかも。全5コースは見られませんでしたが、思わぬ収穫でした。角館の桜とほぼ同じ時期に咲くようです。ピンクの桜を眺めた後に、鮮やかな紫色は目に焼きつきます。
 
 
   

 

     

 

 
       
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