田舎館村 田んぼアート
 

 

◆田舎館村の田んぼアート◆

 偶然、仙台でテレビのニュースをみていて、青森県の田舎館村の話題が登場しました。なんでも、稲を利用した田んぼアートがあるということでした。そのときは、なんとなく見ていたのでそれで終わったのですが、昨年6月下旬に青森県に行く機会がありました。弘前から板柳へ向かう途中「田舎館村」の道路標識を見て、ふとテレビニュースを思い出しました。田んぼアートって、どんなものなのだろうか。行ってみることにしました。

 ガソリンスタンドで「田んぼアート」の場所を聞くと、村役場から見られるとのこと。どうやって見るのか、イメージは沸きませんでしたが、役場を目指しました。村役場は、ちょっと変わっています。なぜか、りっぱな天守閣があるのです。最初は役場とは思わず、城址かなにかだと思って、通りすぎてしまいました。役場に天守閣とは意表をつかれました。役場に着いても田んぼアートはどこにあるのか分からず、天守閣の入り口に行くと張り紙が。どうやら、天守閣に上ると見えるらしいとのことです。

 天守閣の最上階にのぼり、下を見下ろしてびっくりです。田んぼに浮世絵が浮き出ているのです。思わず、うなりました。お見事。

 田んぼアートは村おこしのために始まったそうです。
2005年のテーマは写楽の「二代大谷鬼次の奴江戸兵衛」と、歌麿の「歌撰恋之部・深く忍恋」でした。どこかで見たことがある浮世絵です。どうやってつくったのでしょうか。田んぼをキャンバスに見たて、背景は「つがるロマン」で、髪や衣装などの黒く見えるのは「紫稲」、肌など黄色に見えるのは「黄稲」と、古代米を含めた稲3種類で、苗が成長するとその稲独特の色合いで浮世絵になるように植えることで、見事な芸術品が出来上がります。簡単に田植えといっても、稲の伸び方を想定して、かなり緻密な作業でしょう。それだけに、見とれてしまうのこと、請け合いです。天守閣にもびっくりしましたが、浮世絵には度肝を抜かれました。

 見頃は、6月下旬から7月とのこと。つがるロマンの緑が、古代米と鮮やかなコントラストを描きます。また、田植え、稲刈りのツアーも企画されているそうです。04年は棟方志功画、03年はモナリザだったということです。

 さて、今年ももちろん、田んぼアートが見られるでしょう。田舎館村役場のHPによると、今年の田植えは5月28日、テーマは「風神・雷神図」になるようです。詳しくはHPをどうぞ。

 
   

 

     

 

 
       
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